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2020.09.11 Friday

無頓着

剣道初めて半世紀が過ぎた。

 

長い間竹刀にはお世話になっている。

 

 

子供の工作の手伝いで作ったことがあるが、普段は市販の竹刀だ。

 

竹刀は慣れてくると使いやすくなる。

 

だが、ちょうどしっくりいく頃になると折れるのである。

 

新しいものを使うと、少しの間違和感があるがそのうちに使いやすくなる

 

その繰り返しで現在に至っている。

 

今は、握りの太さと重さだけ揃えてもらっている。

 

 

同じ仕様のもので数本用意しておく。

 

銘には拘らない。

 

竹が折れたら自分で組み替える。

 

・・・・・

 

最近、名人作の竹刀をいただいた。

 

使うととても感じがいい。

 

中段で打ち込むとずしっとくる。

 

すごく重く感じていた。

 

上段で使うとなおさらだった。

 

自分のイメージでは600g近いのではと思っていた。

 

気になって量ると全く普段の竹刀と同じ519g。(笑)

 

バランスがずいぶん違うのだ。

 

 

白いシールの位置が重心だ。

 

名人の竹刀は一番上。

 

5センチほど前にある。

 

これは大きい違いだ。

 

重心の位置(これをバランスというべきか?)でこれほど変わるとは驚いた。

 

いかに無頓着であったか。

 

中段用と上段用は分けてはいないが、ちょっと迷う。

 

これもしばらく使えば、自分のものになっていくんだろう。

 

竹刀から学ぶことがありそうだ。

2019.07.26 Friday

年を重ねて

剣道始めて50年、上段に構えて40年余になる。

 

学生時代に比べると背が2センチ縮み、体重は10キロほど増えた。

 

年々、スピードや跳躍力も落ちている。

 

このまま上段を構えるのは厳しい。

 

爺同士なら何とかなる。

 

若い者にどう対峙するか?

 

何で体力の衰えをカバーするか。それを考えている。

 

・・・・・

 

自分のことはさておき、若い子にいかに指導するか。

 

これが現在常に考えていることだ。

 

姿勢、腕の構え方、肚のすえ方などなど。

 

その前に自分の構えなどチェックしてみた。

 

お手本にならないといけないから。

 

 

これは最近の構え。(岐阜県剣道連盟のHPより拝借)

 

歳のせいか背中が少し丸くなった。

 

辛口の批評をすれば構えが小さい。

 

もう少し背筋を伸ばし大きく構えたい。

 

 

これは学生時代の貴重な写真。(剣道時代より)

 

基本的な部分はほとんど変わっていない。

 

竹刀が立っているのは小手を牽制してたのだと思う。

 

 

2013年当時。

 

強敵相手に気合が入っている。

 

やはり、構えが小さいと感じる方もいるだろう。

 

極限速い打ちを出すためには、この構えになる。

 

肘を張れば力強く見えるが、肘を戻すのに時間がかかり遅れるのだ。

 

攻める時は大きく構えればいい、

 

だが、チャンスを伺うときはこうなるのだ。

 

いかに起こりを小さくするか。

 

非力な私が課題にしてきたことだ。

 

もう一つ工夫がある。

 

右手の親指の付け根を面に軽く乗せていること。

 

これによって竹刀を反動つけて戻すことを防いでいるのだ。

 

打ちは下ろす前から始まっている。

 

その部分を少しでも削る。

 

それを意識してこうなったわけである。

 

 

これも5年ほど前の写真。

 

すっと立っている。

 

身を沈めない。

 

これも私のモットーだ。

 

身体を沈めると居着きができる。

 

届く届かないのギリギリの間合いで攻防が瞬時に切り替えられるようにしたい。

 

そのための姿勢だ。

 

 

何度も使った写真で申し訳ないが、近年では一番好調だった頃の構え。

 

自分の中では、気に入っている。

 

若い子はもっと大きく構えたらいい。

 

上段も十人十色。

 

参考になれば取り入れて自分の上段を作り上げてほしい。

 

2018.10.24 Wednesday

高野先生の上段

最近、上段からの面が決まらない。

 

当たるのだが、しっくり締まった打ちにならない。

 

構えをチェックしてみた。

 

左こぶしの位置が少し正中線からずれていることに気が付いた。

 

そういえば、高野佐三郎先生の上段の構えは左拳がずいぶん右に寄っていたことを思い出した。

 

ネットで調べても出てこない。

 

古い剣道雑誌の記事を探してみた。

 

 

千葉先生が表紙の「剣道日本」1988年9月号。

 

大事に保管していたこの本は上段の特集が組まれていた。

 

そこに高野先生が上段に構えた写真があった。

 

 

大野先生と馬場先生の対談のページで見つけた。

 

左拳は正中線の上というよりむしろ右目の上という印象だ。

 

SNSで後輩が指摘してくれた。

 

 

高野先生は右目が利き目だったのだろうか?

 

高野先生のこの写真とても貴重だ。

 

右手の握り、左手の握り、肘の位置、今にも面を打たれそうだ。

 

しばらくこの写真を眺めていよう。

 

 

2018.06.17 Sunday

間と気

クマさんと対峙した。

 

林道でお互いの距離は30メートルほど。

 

「チャンス」とカメラを構えると目と目が会った。

 

それがよかったのか?相手が固まった。

 

普通なら藪に飛び込んで一瞬で「さようなら」だ。

 

シャッターを押し続けて少しづつ間を詰めた。

 

あまり近づきすぎると相手が逃げる。

 

カモシカならそれでいい。

 

しかし、クマだとそうはいかない。

 

襲われるかもしれない。

 

さすがにこんな大きなクマだとビビッてこれ以上近づけなかった。

 

 

後で引きのばして確認したら柔和な表情で敵意はなかったようだ。

 

現場ではそこまで読み取れなかった。

 

300ミリの限界。

 

・・・・・・・

 

このピリピリした感覚。

 

剣道とまったく同じだ。

 

正対したら相手の「気」を読む。

 

人間相手でも言葉で会話するわけではなく、気を読み取るのだ。

 

動物ならなおさらだと思う。

 

クマのほうも私に敵意のないことが分かったと思う。

 

目線を外し繁みの中へゆっくり入っていった。

 

 

貴重な体験だった。

 

愛すべきプーさんに感謝。

 

 

 

2018.05.06 Sunday

剣道50年

剣道やり始めて50年経った。

 

いろんな方のお世話になって今日に至った。

 

感謝感謝である。

 

今、頭に浮かぶのは二つのシーン。

 

 

最初は、中一の夏。

 

自分一人が勝ち残り県大会に行くことになった。

 

まだ自分の稽古着ももちろん防具もなかった。

 

稽古は白い体操服ってやつだった。

 

試合の前日、先輩が「俺のを着ろ」と稽古着袴を家まで届けてくれた。

 

自分は試合よりも慣れない電車の旅のほうが不安だった。

 

駄知線に乗り三回ほど乗り換えをして岐阜に向かう。

 

当時は2時間以上かかったと思う。

 

剣道部員は俺だけ。

 

他競技の引率の先生についでに連れていってもらうことになっていた。

 

そして、試合当日。

 

早朝、防具かついで「東駄知駅」のホームで始発電車を待っていた。

 

すると、先輩の声が。

 

「頑張ってこおよ。」(今トレンドの東美濃言葉です)

 

見送りに来てくれたのだ。

 

自転車に乗って手を振っていたあの姿が忘れられない。

 

 

もう一つは、大学時代。

 

笹森杯の優勝だ。

 

 

自分の実力からすれば、リーグ戦を突破して決勝トーナメントに進むのが目標だった。

 

ところがその日「剣道の神様」が降臨されたようだった。

 

 

後にも先にもあんな面は打ったことがない。

 

私の唯一の手柄であった。

 

師範からお褒めいただいたようだが、それすら覚えていない。

 

呆然の勝利。

 

キャプテンとして責任果たせたという安堵感のみで、ガッツポーズの出るような勝利ではなかった。

 

 

50年というのは一つの節目であって通過点に過ぎない。

 

これからも頑張ります。

 

皆さん、よろしく。

 

 

 

2017.11.28 Tuesday

異変

先日行われた県下の高校の新人戦を観戦。

 

あれっと思った。

 

上段の選手がいない。

 

数年前は相上段の試合も珍しくなかったのに。

 

今回は男女で一人づつ。

 

 

上段ウォッチングの楽しみは減ったが、少し落胆少し安心という感じ。

 

志願者がいなくなったのか?無理に上段取らせなくなったのか?

 

 

2016.12.20 Tuesday

相上段

上段歴40年。

 

公式戦では初めての相上段を経験した。

 

 

距離感が難しい。

 

相手との気の押し合いで間は近くも遠くもなる。

 

狙うは左小手か右小手しかない。

 

どちらへ行くか。

 

そして届くのか?そこが一番問題だ。

 

相手が気遅れしていれば確実な距離まで詰めることができる。

 

しかしベテランとなるとそうはいかない。

 

剣道の妙味が凝縮されている。

 

一本目。間を測りながら左小手に行くか右に行くか迷った瞬間だった。

 

ビクともせずに左小手をいただいた。

 

「参った」

 

二本目。向こうが少し守りを意識したか?

 

こちらも強気で間を詰めた。

 

間髪入れずに右小手。

 

狙い通りにいった。

 

お互いに納得したいい試合だった。

 

・・・・・

 

自分から見て近いほうの小手、すなわち相手の左小手。

 

実は、それを打つのはむずかしいのだ。

 

手首の力が要ってしんどいのだ。

 

右小手を素早く打つのも手首を鍛えていないと厳しい。

 

文字通り心身を鍛錬しないと相上段は勝てないのである。

 

ご参考まで。https://www.youtube.com/watch?v=TCX8V6PQmiA

 

 

2016.12.19 Monday

二刀流

二刀流と試合を経験させてもらった。

 

相手はk大OBチーム。

 

戸田先輩仕込みの逆二刀だった。

 

 

(この写真は正二刀との稽古です。)

 

逆二刀は右手に小刀、左手に太刀の構えとなる。

 

相上段と同じような対処でいいと判断して対戦した。

 

間合いはこちらが有利。

 

相手の竹刀はルールにより短いからだ。

 

だが、右の小刀を前に突き出して上手く左小手と右半面を防御していた。

 

時々右小手を覗かせているが誘いか?

 

最近の自分のスピードでは躱されるかもしれない。

 

構えた瞬間に小手を下ろすのは自重した。

 

左小手の打てる機会を窺がって技を出した。

 

惜しいのが一本だけ。

 

二刀VS上段はほぼ成り立たない。

 

これが結論かな。

2016.05.09 Monday

実験的審判講習会

市総体の後に剣道の実験的な審判講習会をおこなった。



若手の剣士に協力いただいて二時間。

とてもいい勉強になった。

実は、近年審判に対する風当たりが強い。

ビデオやスマホで簡単に録画できてしまうからだ。

誤審は一目瞭然なのだ。

今回はスマホや顳陦瓧笋鰺用しての講習をやってみた。

特に相面の判定が正しいか録画で検証するなどした。

試合の途中でストップをかけての研究会だ。

正しい審判をしてやらないと子供たちが育たない。

そんな認識をシェアして有意義な講習会となった。




 
2015.08.11 Tuesday

厳しい現実

岐阜県の東南部を東濃(美濃の東の意)と呼ぶ。

この東濃地区にはラグビー部のある学校が一つもない。

ラグビーの不毛の地なのである。

多治見出身でラグビージャパン入りした長江君は奇跡だ。

前置きが長くなったが、実は、今回はラグビーの話ではなく剣道の話である。



私が剣道を始めたのは昭和43年。

当時はどこの中学や高校でも当たり前に剣道部があった。

近くの中京商業が強く昭和45年にはインターハイを征している。

今年は麗澤高校の女子がインターハイ二連覇を成し遂げた。

すばらしい結果に敬意を表するものである。

この東濃の地にはインターハイの優勝校が二校もあるのだ。

ならば東濃はさぞかし剣道のレベルが高いかというとそうでもない。

自分は小学生中学生を教える立場から憂慮することがある。

子供たちが剣道を続ける場所が狭まってきているのだ。

東濃地区の高校から剣道部の廃部が続いている。

例えば、私の家から子供が通える範囲で剣道部のある学校は四校。

その中の二つが前出の強豪校である。

ここで剣道やろうと思うと普通の子は入部させてもらえるかどうか?

となれば多治見にある普通科の高校のどちらかしかないのだ。

ここもなかなか勉強しないと入れない。

剣道が強くなくても剣道が好きで続けたい子たちはどうすればいいのだろう。

地元で剣道が廃れたのは私のような指導者のせいであるのだが。

そんな事情をお分かりいただけただろうか?



実は、私の母校の高校は三年生を含めると20名を超えた。

おそらく創部以来の大所帯だ。

試合場にまで参考書を持ち込む生徒もいて微笑ましい。



一人ぐらいは私の大学の後輩が出来ないか声を掛けてはいるが未だにいない。



母校の大学は近年活躍がすばらしいが、一般入試組が少なくなってしまった。

高校でも大学でも推薦の枠が増えたことは評価しないわけではないが、その弊害も出ているようだ。

大きな大会でいい成績を残せば推薦につながる。

勝負にこだわりすぎた試合に辟易するのは、そんな風潮のせいかもしれない。

おそらく指導者がそのように指導しているのだろう。

剣道の本質から外れた指導がなされている気がしてならない。

勝ち負けだけで剣道やっているわけではないだろう。

少なくとも、自分は剣道のあの美しさを伝えたくて教えているんだ。

このことを胸に刻んで指導していこうと思う。



 
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